乱読と精読、併用のススメ~私の読書術~
いろいろな人が、いろいろな読書術を薦めている。
さて、どれが正解なのか?
有り体に言ってしまえば、人それぞれ、なのだが、
色々試して辿り着いた私の読書術を紹介したい。
私の行き着いた読書術は
「平日は乱読、休日は精読」
である。
私が本格的に読書を始めたのが3年ほど前。
当時の私は幅広くいろいろな知識を得たいと考え、
とにかく乱読していた。
しかし最近、1年半ほどして、
読んだ内容のほとんどを覚えていないことに気がついた。
いや、それはまだマシな方だ。
読んだ記憶すらない本もあった。
我ながら、おバカな話である。
その本を読み直してみたら、
読んだ当時はかなり感動したことを思い出した。
もったいないにも程がある。
それならば、精読をしなくては、と思い立った。
一冊一冊を丁寧に読みながら、メモや要約をする、
といった読書法を試した。
しかし、別の問題が浮上した。
興味のない本の精読は苦痛でしかない。
さて、どうしたものか。
そんなこんなで半年ほど前から始めたのが、
『平日は視野を広げるための乱読、休日は知識を定着させるための精読』
というルーティーンである。
平日は仕事から帰って疲れているので、気軽に読書を楽しむ。
興味のないところは、思い切ってナナメ読みしてしまう。
「ほ~ん」と思ったところはメモするようにしている。
一回読んで面白かった本を、休日に精読する。
自分なりの解釈を加えたり、他の本から得た知識と組み合わせたりして、
知識の定着を図るようにしている。
こうすることで、見識を広めつつ深堀りもできるようになってきた。
皆様もぜひ一度お試しあれ。