LIFE SPANの要約の3回目になります。
LIFE SPANは3部構成で、過去・現在・未来が描かれています。
過去と現在については、以前要約しています。興味のある方はぜひご覧ください。
ここでは、本書で描かれる未来についてまとめていきます。
目次
これから寿命は30年以上のびる
テクノロジーの発展、生活習慣の改善、薬剤の摂取などの全ての効果を足し合わせると30年以上寿命が伸びると筆者は予想しています。
平均寿命が110歳を超えるということです。
150歳を超える人も出てくるでしょう。
筆者はこれでも控えめな予想だと考えています。さらに伸びることも考えられます。
指数関数的な技術の進歩が期待できるためです。
しかし、寿命が伸びれば、社会も政治も経済も大きく変わらずにはいられません。
問題は山積み・・・なのか?
筆者は各種問題について、比較的楽観的な予測をしています。
- 人口問題→人口の増加はいずれ止まる。人類が反映したのは、むしろ人口が増えたから。高齢者の問題は健康寿命への投資を増やすことで解決可能。
- 経済問題→高齢者を上手に活用する制度ができれば、高齢化にはむしろ経済効果がある。一つの病気を治すのではなく、老化事態を食い止めることができれば、医療費の問題を解決できる可能性もある。削減された医療費は科学研究や教育に。
- 大量生産・大量消費問題→科学技術の革新で解決できる。これからの時代はモノよりも経験が重視されるようになるだろう。
- 就業問題→高齢者が若者の仕事を奪うことはないだろう。高齢者が働くことを許した方が、有意義な人生を送ることができる。
まとめ
筆者は気候や経済の問題に対して、病気や身体の不自由を奪う老化の治療が大きな効果を挙げることを期待しています。
(私個人としては楽観的すぎると感じてしましたが・・・)
老化が避けられない運命から完全に治せる病気になったとき、どのような未来が訪れるのでしょうか。
本書で挙げられている対策を実践しながら、楽しみに待ちましょう。