理系研究者の書評ブログ

30代の化学系の研究者が、読んだ本の書評を書いています。

【書評】『世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を一冊にまとめてみた』〜マーケティング入門に最適!〜

永井孝尚著『世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を一冊にまとめてみた』をレビューします。 

本書はタイトルの通り、マーケティングに関する本50冊分の要約を1冊の本にまとめたものとなります。
本書は2020年11月発売で、比較的新しいマーケティング本の紹介もあります。

本書は世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみたの続編になります。
しかし、読んでいなくても全く問題ありません。

マーケティングの世界を知りたい人や入門者だけでなく、中級以上の人にとっても面白い読み物だと思います。

1冊分の要約を読むために必要な時間は5分ちょっとです。
Kindle Unlimitedで読めるため、契約中の方は目次を読んで興味のある本の紹介部分だけ読む、という使い方もおすすめです。

馴染み深い企業(IBM、スタバ、サブウェイ、ニトリ大戸屋など)の例が豊富で、イメージしやすいのも本書の良い点です。

マーケティングはアートやセンスではなく、統計・確率やデータサイエンスなど、理系的素養の重要度が日に日に高まっています。
理系の研究者にとっても気付きとなるポイントは多いと思います。

本書はマーケティングを深く勉強したくなるだけでなく、日常の買い物の着眼点を変えてくれる一冊です。

ぜひご一読あれ。